第1問(用語)
目標:満点
①プラグアンドプレイ
ポイントは「周辺機器などを~自動的に必要な設定を行い、利用可能な状態にする」です。
これがないと、必要な設定を手動で全て行わないといけないので手間がかかりすぎるわけです。便利な時代になりました。(初登場はwindows95です。1995年。)
②プロトタイピングモデル
ポイントは「試作品を作成し、」です。
ユーザに試作品を提供するわけですから、開発サイドとの認識のズレが起きにくいとされています。しかし、試作品にもお金・時間がかかるので何度も修正があると他のモデルよりもコストが高くなるデメリットがあります。
③ハブ
ポイントは「集線装置」です。
こんな見た目をしており、(もちろん機種によってデザインは変わります)ここにLANが集まるため、集線装置と言われます。
④プライベートIPアドレス
ポイントは「限られた範囲のネットワーク」です。
プライベートIPアドレスのクラス
高度な内容プライベートIPアドレスにはクラスが存在し、A・B・Cの3種があります。
家庭ではよくクラスCが利用されます。
グローバルIPアドレス
プライベートIPアドレスとセットで出題されるのに、グローバルIPアドレスがあります。
グローバルIPアドレスは、インターネットを利用する時に割り当てられるIPアドレスのことで、必ず世界中で一意に特定できるように割り振られます。
なので、グローバルIPアドレスはインターネット上の住所などと比喩されます。
⑤NAS
ポイントは「ネットワークに直接接続することが出来る記憶装置」です。
ネットワーク上にストレージが存在するので、場所を問わず利用することが出来ます。
またデータ共有も簡単に行うことが出来るので、利便性が格段に向上します。
第2問(用語)
目標:満点
①外部設計
ポイントは「顧客の目に触れる部分の仕様を設計する工程」です。
特に「基本→外部→内部→プロ設計→プロ→テスト→保守」の順番を覚えておくと、非常に正答率が向上します。問題によっては「基本設計の後の工程で」と記述してくれるからです。
②フォールトアボイダンス
ポイントは「故障や障害などが発生しないようにする考え方」です。
フォールトアボイダンスを実現するためには色々な方法が考えられます。
今回の問題にもあったように「信頼性の高い部品を利用する」「従業員の教育を充実させる(=ヒューマンエラーが起きにくくなる)」などによって、実現することが出来ます。
③TCP/IP
ポイントは「標準的に利用されている通信プロトコル」です。
④DMZ
ポイントは「外部ネットワークと内部ネットワークの間に設けられる」です。
⑤システムログ
ポイントは「OSの稼働中に発生した出来事を記録したもの」です。
Windowsではイベントビューアからシステムログを確認できます。
第3問(用語・計算)
①単体テスト
ポイントは「個々のモジュール」です。
各選択肢について、そのテストの規模感が異なります。
結合テストは必ず2つ以上のモジュールが存在します。モジュール間のデータの受け渡しなどをテストするためです。
システムテストについては、通信環境は機材についても本番同様のものを利用するので、最も規模が大きく最後のテストと言えます。場合によっては利用者も参加するので、その前の単体テストなどでバグなどを完璧に修正しておく必要があります。
②ターンアラウンドタイム
ポイントは「すべての結果が出力されるまでの時間」です。
③MIME
ポイントは「電子メールの送受信に~画像や音声を扱う」です。
本来はテキストデータしか送受信できない規格に対して、音声や画像データも送受信できるようにしたものがMIMEです。
④計算Ⅰ
稼働率の計算です。
稼働率の計算は、並列→直列の順番で行います。
稼働率とは、その装置が動いている確率のことです。並列の場合は、どちらか一方が動いていればいいので、両方とも動かない確率を求めて(不稼働率)、1-不稼働率で稼働率を求めることが出来ます。(確率の理論上、稼働率+不稼働率=1なので、移行して稼働率=1-不稼働率)
ということで、答えはウの0.778となります。
⑤計算Ⅱ
通信時間の計算です。
Step1:通信帯域を求める
まずは伝送効率が75%なので、通信帯域に掛けてあげましょう。
Step2:単位を合わせる
次に、単位が「b(ビット)」と「B(バイト)」で異なるので、どちらかに合わせましょう。
今回は「b(ビット)」に合わせていきます。1B = 8bitなので
4.5GB × 8bit = 36Gbitなります。通信帯域はMbpsなので、Mに合わせてあげましょう。
MとGの間には$10^3$分離れていますので、36Gbit × 1000(=$10^3$)をしてあげて、
36000Mbitとなります。
Step3:時間を計算する
あとは通信データ量÷通信帯域で時間を求められるので、
36,000Mbit ÷ 150Mbps = 240s となり、240秒となります。