問1
公式
割引率 = 額面金額 × 割引年率 × 割引日数 ÷ 365日
解説
割引料とは、満期前の手形などを現金化するときに、割引日から満期日までの金利相当額のことです。
そのため、通常の金利計算と同様な計算方法にて計算を行います。
- Step11年間の金利相当額を求める
82,430,000 × 3.86% = 3,181,798
電卓の[%]を活用すると、計算ミスを無くすことが出来ます。 - Step2日付を計算する
今回は「両端入れ」と指定されているので、セレクターを両入に設定します。
12月1日 ~ 翌年2月13日 : 75日 - Step3該当期間の金利相当額を求める
3,181,798(Step1の金額)× 75日 ÷ 365日 = 653,794.11
円未満切り捨てなので、\653,794
これらの計算を電卓上で連続して行うと、
公式 82,430,000 × 3.86% × 75日 ÷ 365日 = 653,794.11 ⇒ \653,794
となるわけです。
問2
公式
利率 = 利息 ÷ ( 額面金額 × 日数 ÷ 365 )
利息 = 元利合計 - 元金
解説
借入(貸付)期間と元利・元金から、利率が年何パーセントだったかを求めたい時には、少し見方を変えて考えてみましょう
まず、日付を求めましょう。8月28日~11月16日までの片落としなので、80日です。年利は「年」と書いてあるとおり、1年間借りた時の利息です。
今回は80日しか貸し付けていないので、年利を80/365して元金に掛けるか、元金を80/365して年利を掛けるかのどちらかをしなければなりません。今回、年利が分からないので、必然的に元金に80/365して年利を掛けるの方を採用します。
79,570,000(1年分の元金) × 80(貸付期間) ÷ 365 = 17,440,000(80日の元金)
この80日分の元金にある年利を掛けると、利息49,704円(問題文中の元利-元金)が求められます。
この49,704円が80日分の元金である17,440,000円の何パーセントを占めるかが分かれば、年利を求めることが出来ます。
49,704円(利息) ÷ 17,440,000円(80日分の元金) = 0.00285
問題では、百分率で答えるように指示があるので、100を掛けてあげて
0.00285 × 100 = 0.285%
問3
公式
次期期首帳簿価格 = 当期期首帳簿価格 × ( 1 – 償却率 )
期末償却限度額 = 当期帳簿価格 × 償却率
解説
減価償却に関する計算のため、数表F(減価償却資産償却率表)を利用します。
問題文より、耐用年数18年の定率法と指示が有るので、
償却率は0.111と分かりました。
今回求めたいのは第4期の期末償却限度額、つまり減価償却費を求めたいので、第4期の期首帳簿価格が必要になります。
減価償却されて価値を失うのが、期首帳簿価格に対して11.1%(償却率)なので、逆に価値として残る分は88.9%(0.889)と分かります。
この0.889という値を利用して、3期分の減価償却を行いましょう。
第2期 期首帳簿価格(第1期 期末帳簿価格)
50,310,000 × 0.889 = 44,725,590
第3期 期首帳簿価格(第2期 期末帳簿価格)
44,725,590 × 0.889 = 39,761,049
第4期 期首帳簿価格(第3期 期末帳簿価格)
39,761,049 × 0.889 = 35,347,572
それぞれの期で求める期首帳簿価格は、次期の期首帳簿価格で利用する数値になるので、電卓では連続して下記のように入力することで求められます。
電卓 50,310,000 × 0.889 = 44,725,590 × 0.889 = 39,761,049 × 0.889 = 35,347,572
第4期の帳簿価格が35,347,572円と分かったので、後は償却率の0.111を掛け合わせて期末償却限度額(減価償却費)を求めましょう。
第4期 期末償却限度額(減価償却費)
35,347,572 × 0.111 = 3,923,580
問4
解説
- Step11yd分の価格を求める
£8943.90 ÷ 100yd = £89.439
- Step230mが何ydかを求める
割り算は「1となる方(単位となる方)」を後ろに持ってくる。
30m ÷ 0.9144m (1yd) = 32.808・・・(本来は省略不可) - Step3それぞれを掛け合わせて、円に直す
£89.439 × 32.808・・・ × 164.70 = 483,287.509・・・円
円未満四捨五入なので、483,288円
これを電卓上で連続して行うと、
電卓 £8943.90 ÷ 100yd × 30m ÷ 0.9144m(1yd) × 164.70 = 483,287.509・・・ ⇒ 483,288
となります。
問5
公式
指値 = 配当金 ÷ 希望利回り
解説
銘柄D
6.70 ÷ 0.9% = 744.444・・・ ⇒ 744円
銘柄E
7.50 ÷ 1.6% = 468.75 ⇒ 468円
銘柄F
83.00 ÷ 2.4% = 3,458.33333 ⇒ 3,455円
利回りとは、株式に対する配当金の割合のことです。指値は、株主や投資家が買いたい(売りたい)と希望する株式価格のことです。
例えば、100円/株の配当金が1円/株であれば、利回りは1%となります。
計算式としては、 1円/株(配当金) ÷ 100円/株(株式価格) = 0.01(利率)です。
今回は指値(希望する株式価格)を求めたいので、両辺を配当金で割って
指値(株式価格)= 配当金 ÷ 利率 となるわけです。