この記事では、全国商業高等学校協会が発表している資料を基に、令和4年度から実施される「新しい全商検定」について、まとめていきます。
三種目以上1級合格者表彰の変更
令和4年度から下記のように変更されます。
もしかして「11種目全制覇」になるのではないかという憶測もありましたが、生徒負担を鑑みて9種目全制覇で継続する方針とのことです。
英語検定試験
変更はありません。
珠算・電卓実務検定試験
令和4年度から下記の通り変更されます。
〇検定名の変更「ビジネス計算実務検定試験」に。
〇伝票算が廃止され、検定用紙がA版に
ビジネス文書実務検定試験
令和4年度から下記の通り変更されます。
〇1級・2級の速度部門について、「実務に即した文書作成」へと出題方法が変わります。
1級については、漢字の誤字訂正5文字が新に含まれるため、やや難化すると言えます。
ビジネスコミュニケーション検定
令和4年度から下記の通り変更されます。
〇面接試験の廃止
令和4・5年度については、年2回実施されます。令和6年度以降は年1回と現行通りとなります。
商業経済検定
令和4年度から下記の通り変更されます。
学習指導要領の関係で、上記通り令和4年度から令和6年度にかけて変更されます。
令和5年度は6科目実施されます。
簿記実務検定試験
変更はありません。
会計実務検定試験
令和4年度から下記の通り変更されます。
〇検定名が変更されます。
「財務諸表分析検定試験」「財務会計検定試験」「管理会計検定試験」
〇試験日が変更されます。
[現行]10月第3週 → [改定]12月第2週
情報処理検定試験
令和4年度から下記の通り変更されます。
〇第3級に「トレース」が追加されます。
〇出題範囲が改定されます。
〇プログラミング部門のJavaが廃止され、マクロ言語のみの出題となります。
〇プログラミング部門の問題構成が変更されます。
プログラミング部門の問題構成の変更
下記の通り変更されます。
第4問のマクロ言語(基礎)は、現行第4問の基本的アルゴリズムをマクロ言語で書かれているもので、特別な知識は必要と考えられます。
第7問の流れ図は、1設問につき2つ解答する箇所が複数あり、選択肢も10個から20個に増えています。
出題範囲の改定について
令和4年度から施行される出題範囲ですが、新しい用語が数多く登場し、計算問題もシフト演算(プロ)が新たに追加されます。